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YOAKE
YOAKE(ヨアケ)(福岡県久留⽶市、添田晨社長)は2021年7月20日より古家具や端材を回収し、新しい家具や雑貨へと甦らせる、リメイクサービスを新たにスタートさせる。
YOAKE(ヨアケ)は、福岡県久留米市蛍川町でスタートした家具工房だ。
日本の伝統技術を施すことで構造的に長く使える耐久性を持ちながら、代表 添田晨から生み出されるオリジナルのデザインは、「どこか懐かしさを持ちながらも新しい」と言れている。
長年、横浜や東京で修行を積んできた添田は「都会に渦巻くビジネス至上主義の中では、本来作りたかった家具のある風景が霞んでしまう気がした」として2017年にUターンという形で福岡県久留米市に戻り現在に至る。
しかし、俗世を捨て、現代社会に向き合わないという意味ではない。
2020年、隈研吾氏などが審査員を務める「JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2020」では、文字を「打つ」ようになった現代社会に対して「書く」文化を見つめ直す意味を込めて創作した「木硯 Mokken」を発表し、優秀賞(林野庁長官賞)を受賞。
一歩距離を置いた場所から、社会と向き合い続けながら家具づくりを行っています。
コロナ禍で「おうち時間」が増え、誰もが日常の暮らしを見つめ直す機会が増えた。
その影響もあって、家具・インテイリア業界は活況になった。
実際、YOAKEでもオリジナル家具やオーダーメイドでの家具製作、中にはウッドデッキや家のリフォームといった、居住空間全体に関するご相談が増えた。
ところが。新型コロナウィルスの影響を受け、木材が軒並み値上がりする事態となった。
木材の高騰・品薄は「ウッドショック」としてニュースに報じられるほどで、輸入木材価格が半年で通常の1.5倍、それに併せて国産材も急騰した。
そのため、どうしても値上げしなければならないものが出たり、通常の価格や納期では難しいものも出てきました。
そのような中、たまたまリフォームを依頼されている家主の方と話をしているときに、親世代から住んでいる家屋を解体することに、楽しみな反面少し寂しい気持ちがあることを知った。
そこで、解体した床の端材を使って家具を作るのはどうかと提案した所、好評だった。
「おうち時間」が増えたことをきっかけに、家具を買い替えていただけることは、家具屋にとって非常に喜ばしい事だ。
しかしその影響で、大量の廃棄物が出てしまっては、どこか喜べない気持ちが残る。
「リメイク家具」という選択肢が増えることは、廃棄物の削減やウッドショックに対する経済的な事情をカバーするというだけでなく、思い出を目に見える形で残すという、お客様にとって価値を持つ可能性があることがわかった。
「修理」とは異なり、家具や端材の一部分を活かしながら、足りない部分を新たにデザイン・製作して付け加える過程が生じる「リメイク」。
その特殊性ゆえ、高い技術力と、素材を活かす発想力が求められる。
YOAKEは常に幅広い木材を扱っていることから、多種多様な木の特性を知り尽くしていることからも、リメイクは非常に得意とするところです。お客様が希望する用途・サイズ・イメージ・ご予算などを綿密にヒアリングし、それをもとに添田がデザインを描いていく。
ご依頼いただく家具もリメイク内容もすべて異なるため、一点一点お客様とやりとりを重ねながら図面を完成させていく工程は、オーダー家具製作によく似ていますが、すでにある部材を活かしながらお客様の意向も汲みつつ、いかに美しく機能的に仕上げるかは、代表の見せ所である。
元々、YOAKEは「世代を超えて、人生が豊かになる家具ブランドをつくる」という理念を持っている。
そのため、見えない部分も含めて、日本の伝統技術を使って、構造的に長く使える仕様を施している。
そんなYOAKEにとって、リメイク家具のオーダーは本質的な事業であると考え、この度正式にサービス化しました。2021年7月19日に創業4周年目を迎えたYOAKEは、これからも社会と向き合いながら、価値ある家具づくりをしていく。
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