目次|もっとみる
フェリシモが展開する、今より“もっと”しあわせな世の中にするアクションやきっかけをともに考え、一歩踏み出しやってみる新メディア「more felissimo[モアフェリシモ]」は、日本各地から集めた木で作られた10色のクレヨン「木の色の豊かさをみつける 森のクレヨン」のウェブ販売を4月18日より開始しています。
森のクレヨンとは
す着色料は使用せず、国内で採れた木材の粉と、米ぬか由来の原料を着色料は使用せず、国内で採れた木材の粉と、米ぬか由来の原料を混ぜた、100%日本の木の色だけで作られたクレヨン。
「木=茶色」という常識が覆されるカラフルさは、日本の樹木の豊かさそのものを表しています。森林大国でありながら、木が有効活用されていないという現状から、森の豊かさや、森とのつながりを感じてもらいたいという想いと共に生まれました。
原料となる木材の大半は、建物や家具には使用できないような割れや節が入ってしまったものです。
商品化には、クリエイティブユニット・Playfoolさんと取り組みました。森に想いをはせながら絵を描くのはもちろん、木のインテリアとの相性もよいので、お部屋に飾るのもおすすめです。販売価格の一部は「フェリシモの森基金」として運用されます。
森のクレヨンができるまで
国土の約3分の2が森林の日本は、南北に長く、多種多様な樹々が生息しています。森で伐採した木は「土場」と呼ばれる集積所へ運ばれます。
「森のクレヨン」は、通常ははじかれるゆがみや割れのある木を中心に、製材の際に出た切れ端、おがくずなどを原料に選んでいます。
木の色は、樹種によってさまざまです。それぞれ工場で細かく粉砕してパウダー状にし、米ぬか由来のライスワックス、米油と混ぜ、型に流し込んで冷まします。
日本各地から集めた40種類以上の木から10色を厳選し、製品化しました。
原料は木の粉とライスワックス、米油のみ。すべて純国産にこだわり、100%木の色だけ、着色料無添加のクレヨンです。10本の表情豊かな茶色のカラーパレットはもちろん、木の硬さによって異なる描き味も楽しめます。木製のインテリアになじむ自然な色合いです
◆10色のクレヨンと、その原料になった木を紹介
O.1 神代木(じんだいぼく)
ナラ、ニレなど
主な生息地:北海道、本州、四国、九州
「神の代から」とたとえられるほど長い年月、沼や土の中で朽ちずに眠り続けて色が変化した貴重な古木です。
NO.2 センダン
センダン科
主な生息地:伊豆半島から四国以西
大きく手を広げたような樹形で、虫よけや虫下しなど薬用植物としても有名。春は薄紫の花が咲きます。
NO.3 ヤマモモ
ヤマモモ科
主な生息地:関東および西日本
やせ地でもよく育ち、庭木や街路樹に多い。初夏には直径1~2cmの甘酸っぱくて赤い果実をつけます。
NO.4 ケヤキ
ニレ科
主な生息地:本州、四国、九州
日差しや雨よけになる扇形の樹形が特徴。古くは格の高い木材、現代では街路樹でよく見られます。
NO.5 カイヅカイブキ
ヒノキ科
主な生息地:北海道南部から九州
うろこ状の葉や、らせん状に巻き上がるような枝ぶりが特徴的な常緑針葉樹。木の中心部は美しい赤褐色です。
NO.6 スギ
スギ科
主な生息地:本州、四国、九州
日本を代表する樹種のひとつで、長寿でまっすぐ育つ。屋久島の縄文杉をはじめ、日本各地に巨木が存在します。
NO.7 カツラ
カツラ科
主な生息地:北海道、本州、四国、九州
ハート型の葉が初夏は緑、秋には黄になり、キャラメルのような香りがします。木材は彫刻に適しています。
NO.8 ホオ
モクレン科
主な生息地:北海道、本州、四国、九州
まな板に適した、弾力があり緑がかった色の木材。大きな葉は飛騨高山地方の名物・朴葉味噌や朴葉寿司でも有名です。
NO.9 ハゼ
ウルシ科
主な生息地:関東南部から沖縄
紅葉の美しさでも有名。実から抽出したろうを和ろうそくに、しんが黄色い樹木は染料としても使われます。
NO.10 ヒノキ
ヒノキ科
主な生息地:福島県より南エリア
世界最古の木造建築物、法隆寺はヒノキ造り。鮮やかな年輪、美しい淡褐色、香りのよさも特徴です。