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顔を洗う時、洗面台から何か匂いがして気になる。
そんな経験はありませんか?
毎朝必ず顔を洗う人にとって洗面台が匂うとその1日はマイナスからのスタートになってしまいます。
そこで今回は、洗面台の匂いの原因や対策について紹介します。
洗面台の匂いが気になり30記事を見た自分が解説!
是非、ご覧ください。
洗面台の匂いの原因って?
洗面ボウルの汚れ
洗面台はヘアメイクをしたり歯磨きをしたりして、さまざまな汚れやゴミが出る場所です。
洗面ボウルを汚れたままにしておくと、ぬめりやカビが発生して臭いの原因になることがあります。
ゴミ受けや排水口の汚れ
洗面台には汚れや髪の毛を受け止めるためのゴミ受けがありますが、ゴミ受けの掃除も頻繁に行わないと臭いの原因になります。
ゴミ受けの周りはぬめりや雑菌が付きやすい場所なので、適度な掃除が必要です。
排水パイプのひびや防臭パーツの緩み
一般的な家庭の洗面台の下には収納が設けられています。
収納スペースの周りには排水パイプがありますが、排水パイプにひびが入っていると下水の臭いがひびの間から臭うことがあります。
また、排水パイプと床をつなぐ防臭パーツの緩みも臭いが発生する原因になりやすいので注意が必要です。
洗面台以外の場所の臭い
洗面所に洗濯機を設置する場所があるときは、洗濯機の排水口が臭いの原因になっていることがあります。
また、洗面所のタオルが汚れているときもタオルが臭うときがあります。洗面所が脱衣所を兼ねているときは、バスマットが臭いの原因になることもあるでしょう。
洗面台で考えられる原因を全て解決したにもかかわらず臭うときは、洗面所以外の場所を疑ってみることも必要です。
排水トラップの水不足
一般的に洗面台の排水パイプはS字形になっていて、水をためて虫や臭いが上がってくるのを防ぐ役割があります。
排水パイプの中の水がなくなると、下水の臭いが上がってきて洗面所が臭くなることがあります。
そもそも匂いってどう体に悪影響を及ぼすの?
ストレスで体調がおかしくなってしまうことも・・・
悪臭にさらされるとヒト唾液中のα-アミラーゼが増加することが明らかにされており、匂による不快感がストレス反応を誘発する可能性が示唆されています。
また臭いところにずっといるのに段々ニオイを感じ取らなくなってきてしまう事はありませんか?
いわゆる「鼻が慣れる」という状態の事なのですが、鼻は慣れてしまっても、感覚をつかさどる脳は悪臭に対して常にストレスを感じているという事はあまり知られていないのではないでしょうか?
2004年の杏林大学の研究で、カビのニオイが人のリラックスを表す脳波のアルファ波が
出るのを阻害するという研究発表をしています。
これはつまり、鼻は悪臭に対して慣れてしまうことが可能でも、脳のレベルでは悪臭に対してずっとストレスを受け続けているということになります。
夜ふとんに入っても良く眠れないとか、リビングでリラックスチェアに座ってのんびりしても
なんだか落ち着かないというのは、もしかしたら気になるニオイかもしれません。
つまり悪臭は脳にも体にも悪影響を与えます。
どうやって洗面台の匂いを落とすの?
洗面ボウルの汚れはなアルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸の両方を使って掃除しよう
シンクや洗面ボウルは主に洗顔やメイク、ヘアスタイリングや歯磨きなどによる皮脂やファンデーション、整髪剤などの油汚れや水垢、水道水の含まれるカルキ、石鹸カスなどの汚れが付着しています。油汚れは酸性、石鹸カスなどはアルカリ性なので汚れの性質が異なります。
どちらの汚れにも効果的なアルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸の両方を使って掃除するのが効果的です。肌が荒れやすい人はゴム手袋を着用しましょう。
まずスプレーボトルに水200ml、クエン酸小さじ1杯を入れてよく混ぜます。洗面ボウルやシンクにスプレーをかけて上からラップをかぶせてください。
3分程放置するとアルカリ性の石鹸カスなどの汚れが浮き上がります。ラップを外し、残っている黒ずみは油汚れなので、今度は重曹の粉を振りかけます。
そして、スポンジで汚れをこすり落とし、水で流して乾拭きをし、水気をとれば終わりです。水気があると水垢ができてしまい、ぬめりの原因となるので必ず掃除後は水分を除去しておくのがポイントです。
ゴミ受けや排水口の汚れは、使い古した歯ブラシなどで汚れを掻き出そう
排水口やゴミ受けの汚れや髪の毛を、使い古した歯ブラシなどで掻き出して取り除いておきます。
重曹とクエン酸を混ぜ水を加えることで二酸化炭素が生成されて発泡し、泡が汚れを吸着し落としやすくしてくれる作用があります。
手順としては、排水口とゴミ受けに重曹を撒いて、その上からクエン酸を振りかけます。水を少しずつ加えると泡が出てきます。
一気に水を流すと発泡する前にクエン酸と重曹が流れてしまうので気を付けてください。そのまま5分~20分程放置すると汚れが徐々にとれてきます。
その後、水で洗い流し、残った汚れを古い歯ブラシでこすり落とします。最後に水垢がつかないように排水口周りの乾拭きを忘れないようにしましょう。
防臭パーツのゆるみや破損が原因の場合は、自分で防臭ゴムを購入しよう
洗面台下の排水管と床の隙間を埋める防臭ゴムなどのパーツは、ズレたり劣化により亀裂ができるなど破損したりすることもあります。破損があれば、自分で防臭ゴムを購入し簡単に取り換えることが可能です。
排水管の根元に排水プレートが付いている場合は、取り外してから防臭ゴムを取り付け、戻しておきます。防臭ゴムの種類は豊富でホームセンターなどで購入できます。
ただ、厚みや大きさなど種類がたくさんあるので、サイズを間違えるとはまらなかったり、隙間ができたりする場合もあるので注意が必要です。排水管の口径を測定してサイズにあったものを選びます。
床と排水管の隙間をパテで埋める方法もあります。隙間の周辺を水拭きして汚れを落とし、乾かしてから隙間に合わせてパテの形を作り、埋めていきます。上から軽く押してしっかり接着させてください。
さらに補修テープを使う方法もあります。耐水性のある補修テープはホームセンターなどで購入できますので、隙間に合うような幅の補修テープを選んでください。
パテを埋める場合と同じように隙間周りの汚れをとり、乾かしてから隙間ができないようにテープをしっかり張っていきます。パテよりも簡単にできるのでおすすめです。
洗面所のにおいを予防するには3つの方法があります。
においの原因を取り除いても、予防策をとらなければ再び悪臭に悩まされる恐れがあります。日ごろからの予防でキレイな状態を保つようにしましょう。
日頃から洗面台が匂わないようにするには?
こまめに掃除をしよう!
嫌なにおいの原因が汚れである場合がほとんどです。この汚れがたまらないように日常からこまめに掃除することが大切です。
洗面所の掃除ポイントは以下の5つがあります。
- 洗面ボウル
- 排水口
- 床
- 鏡・蛇口
- 収納スペース
一度にすべてを掃除するのではなく、1日にやるところを決めてバランスよく掃除していくといいでしょう。
掃除するときは、その場所にあった洗剤を使うことがポイントです。洗面ボウルなら重曹とクエン酸、排水口なら塩素系の洗剤がおすすめです。汚れが溜まってにおいの原因になる前に、目についた場所を速やかに掃除しましょう。
パイプ専用の洗浄剤を使おう!
髪の毛などの汚れが排水管に溜まっている場合は、パイプ専用の強力な洗浄剤を使いましょう。製品によっては、たまった髪の毛も溶かしてくれます。
パイプ専用の洗浄剤は、直接配管に流ながしこむだけです。月2回の頻度で使用することで、汚れから発生する悪臭を防げるでしょう。
ただし、強力な洗剤だからこそ取り扱いには注意が必要です。「まぜるな危険」と書かれているものは単体で扱い、酸性系と塩素系の洗剤は混ぜて使用しないようにしてください。
芳香剤や消臭剤を置こう
においを解消する方法として、悪臭を吸収したり香ったりすうるアイテムを設置するのもおすすめです。
- 芳香剤
- 消臭剤
- 脱臭剤
- 消臭芳香剤
特に気になるにおいがない場合は香るだけの芳香剤でもOKです。ただし、においが気になる場合は「消臭」効果のあるものがよいでしょう。
においを根本的に解消することはできませんが、一時的ににおいをやわらげてくれます。
洗面台の匂いを無くして有意義な1日を送ろう
洗面台は様々な要因で匂いがつきやすいです。
臭い匂いはストレスがメンタルにも脳にもかかりより良い一日が過ごせません。
良い1日のスタートは暮らしやすい家の中であることが一番です。
あなたの家を過ごしやすい空間にしましょう!