目次｜もっとみる
みなさん、木材を想像してみてください！きっと多くの人は、茶色を想像すると思います。実は木材は茶色だけでなく紫色であったり赤色であったり様々な色があり個性が豊かなんです！今回特集するブビンガの色は赤色。そしてガボンでは、ブビンガの途方もない巨木を神聖なものとして「神様が宿る木」として大切にされています。果たしてどんな個性があるのでしょうか？
■アフリカ大径木の代表格 ブビンガ
アフリカ大地の力強さを感じる赤が特徴
アフリカ西アフリカを中心に赤道直下で広く分布し非常に太く大きな木になるブビンガ。アフリカ大地の力強さを感じる赤が特徴です。非常に硬くて重い加工しづらい木材ですが、幅広材が取れるため、テーブル材や座卓、カウンター材などによく使われます。
また、上杢ブビンガは特に人気で独特の杢を「ブビンガ玉杢」と呼ばれる事もあります。古くは特別に高級木材として取り扱われる事は多くありませんでしたが、近年は規制などによってブビンガのプレゼンスは非常に高まってきています。
■稀少価値が高まってきたブビンガ
2017年1月からワシントン条約で輸出入規制が
2017年1月からワシントン条約で輸出入規制がされ、その稀少性が高まってきました。日本国内でも、そう簡単に新しいブビンガを輸入する事は困難になってきています。また、ブビンガの特徴である「赤」が非常に人気の地域があるのですが、ご存知でしょうか？それは、中国です。
中国では「赤」が縁起の良い色として古くから大切にされています。一言で表現してしまうと「中国人は赤色を好む傾向がある」という事になると思います。※全ての方々がそうとも限りませんが
中国で縁起がいいとされている赤色の樹種「ブビンガ」
そのため、中国では「花梨(カリン)」という木が人気でした。この花梨も美しい赤色が特徴で、唐木のひとつであり高級木材として知られています。その花梨が、昔の無計画な乱伐によって枯渇しており、現在ではほとんど良材を採る事はできなくなってきているのです。
花梨が入手困難になってきたという事で、近年ではブビンガがその代替材として用いられるようになってきました。ワシントン条約の輸出入規制と相まって流通量は限定的となり稀少価値が高まってきています。
■ダイニングテーブルに重厚感・存在感を持たせるにはモッテコイ
鮮やかな赤色は圧倒的な存在感があります！
鮮やかな赤色は圧倒的な存在感で見る人を圧倒します。さらに、今や稀少価値も高まっている事から、持っている事がステータスになってくる事も考えられます。他の人が持っていないもの、珍しい逸品がお好きな人にはピッタリ！
