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ペットってとても可愛いですよね!ペットショップでお気に入りの子を見つけていざ連れて帰る前に知っておいた方がいいことがあります。それはペットと暮らす上で暮らしやすい部屋とは何かということです。匂い・噛む・引っ掻くなどペットは予想外の動きをします。ペットにとっても人間にとっても安心して快適に過ごす空間をつくるために、どのように部屋作りをすれば良いのでしょうか?
ペットと暮らすインテリア選びのポイント
人間とペットにとっての快適はまったく異なります。ペットと暮らす時の家具選びは、メンテナンスのしやすさやペットにとっての安全性を考えることが大切です。デザインや飼い主側の利便性だけで選んでしまうと、ペットに思わぬストレスを与えてしまうこともあるでしょう。
家具の張地や素材、塗装仕上げはメンテナンス性や耐久性に優れる仕様を選ぼう
木製の家具はウレタンやメラミンなどの塗装がされているもの、張地は洗濯できるものを
木製の家具は、汚れを簡単に拭き取れるウレタンやメラミンなどの塗装がされているもの、ソファやダイニングチェア、ベッドなど張地が使われているアイテムは張地が洗濯できるものを選びましょう。
ペットは思わぬところで排泄をしてしまったり、突然吐いてしまったりすることがあります。また抜けた毛が付着して家具の見栄えが悪くなってしまうこともあります。
お気に入りのインテリアが汚れてしまうことを想定して汚れても汚れがとれるものを選びましょう。
ペットを飼う上で気をつけること
直射日光や強い照明が長時間当たらず静かで冷暖房機器のそばではない場所を
まず最初に直射日光や強い照明が長時間当たらないかをチェックしましょう。強い光が当たり続けるとリラックスできず、十分な休息が取れません。
さらに騒音が気にならないかを確認しましょう。ペットの種類によっては人間よりも音に敏感な場合も。TVや音響機器の近くは避け、穏やかに過ごせる環境づくりが大切です。
最後に、冷風や温風などが直接当たる冷暖房機器のそばは避けましょう。人にとっても常に風が当たり続ける場所はストレスを感じますよね。ペットも同じです。また、体温調節がしづらくなり、体調を崩す原因になる可能性もあるので十分注意しましょう。
家具は極力角のない形状や低い位置に棚板が付かないタイプを
ペットの安全を考えると、テーブルや棚などは角が鋭利ではないものがベターです。人にとっては気にならない高さの角でも、ペットにとっては頭や目の高さになってしまう場合も。どうしても使い続けたいお気に入りの家具がある場合は、角につけるクッション材の取り付けを検討しましょう。
一方低い位置に棚がある家具も注意が必要です。ペットにとって手が届きやすく、いたずらしやすくなります。ペット側は悪気のないことなので、お互いに余計なストレスを感じないようにするためにも、いたずらしやすい環境を事前になくしておきましょう。
PC機器や照明、観葉植物などを配置する場合は、シェルフを一定の高さがあるタイプを
背丈の低い観葉植物はペットがかじったり、うっかり倒してしまったりする可能性があります。そういった危険を回避するために、ペットが移動できる範囲よりも高さのある棚の上に置くようにしましょう。
PC機器や照明といった家電のコード類にも注意が必要です。コードをかじったり、首に巻き付いたりして事故につながる危険があります。ペットが届かない場所にコードを配置するか、コード隠し用のカバーをつけるといった対策を検討してみましょう!
ペットの足腰に負担をかけないように優しいラグやカーペットを選ぼう
ペットの安全とフローリングを守るためにもラグやカーペットの使用がおすすめ。歩きづらさを感じないように毛足の長すぎないタイプを選びましょう。汚れた時のことを考えて、自宅でメンテナンスできる素材を選びましょう。
フローリングはペットにとって滑りやすく、歩きにくい床です。つるつるとした表面はペットの足腰にとって大きな負担になります。肉球回りの毛が伸びていたり、肉球が乾いているときは特に滑りやすくなってしまいます。
ペットの種類と大きさを考慮した家具選びのコツを特集
ペットの種類によって、適した家具はさまざま。ペットの中で特に人気のあるイヌとネコとの生活におすすめの家具をご紹介します。
小型〜中型犬の場合はソフトレザー製のローソファがオススメ
小型犬や中型犬と一緒に暮らす場合、ペットとともにリラックスタイムを楽しめるソファがおすすめです。上り下りの際に足や腰に負担がかかりにくいように座面の高さが30cm未満のローソファやフロアチェアを選びましょう!
汚れや匂いがつきにくい、ペット向けの張地やソフトレザーを選ぶとメンテナンスも簡単です。抜け毛が目立ちにくいように黒や紺などの濃い色は避けましょう。
ペットが膝に乗っかり甘えてくる姿はとても可愛いですよね!
大型犬の場合は座面が広いソファを選ぼう
大型犬と寛ぐためのソファは座面が大きいタイプがおすすめです。身体の大きな犬でも全身をソファに預けて、リラックスできます。L字型のカウチソファタイプは人が2人座っても犬の居場所をつくりやすいです。
座面の高さは40cm程度の一般的なもので問題ありません。
座面や背クッションを取り外せるタイプだと、掃除機や粘着クリーナーなどがかけやすく掃除が簡単です。カバーは取り外して洗濯ができるものを選びましょう。
ネコの場合は高さのあるシェルフがおすすめ
ネコは高いところを好みます。そのため高さのあるシェルフを選ぶことでネコの居場所が出来オススメです。
高さがあるものであれば、ネコが上り下りして楽しく遊べます。ステップアップ式のシェルフで、ネコが上り下りしやすい形状のものを選びましょう。棚の下段あたりに収納スペースがあり、ネコ用のおもちゃやエサなどのネコ用品をまとめられて便利です。
お気に入りの家具が噛まれないようにするには
今のお気に入りの家具をそのまま使いたいけどペットに噛まれたくないという人も少なくないでしょう。そんな時は、噛み防止カバーグッズを使うのもいいですが家で簡単に噛みを防止する方法があります。
アルミホイルを家具の脚に巻き、ペット用の苦みスプレーをかけよう
犬が噛む部分にアルミホイルをまいてカバーすれば、その噛み心地を嫌う犬が多いため、しだいに噛まなくなります。
また、ペット用の苦みスプレーをかけ「これを噛んだら苦い味がした!」をさせることでさらに噛まなくなります。
ペットの匂いを取るには
ペットを飼うとどうしても匂いがついてしまいます。自分の部屋に新しく家具を買ってもペットの匂いがしみつくことでリラックスしにくい空間になってしまいます。そこで、ペットの匂いをとる方法を特集します。
カーペット(絨毯)には重曹を使おう
重曹を使ったカーペットの掃除方法
- 掃除機でカーペットのホコリなどを取っておく。
- 重曹をカーペット全体にまんべんなく撒く。
- ゴム手袋をはめた手で、撫でるように重曹をカーペットに馴染ませる。
- そのまま半日放置する。
- 掃除機で丁寧に重曹ごと吸い取る。
フローリング(床)はクエン酸水で水拭きを
フローリングもカーペット同様、おしっこを踏んだ足で歩かれるケースがあります。そこで普通に水拭きするよりも、クエン酸水を使って水拭きした方が消臭効果がUPします。500mlの水にクエン酸を小さじ2杯〜2杯半程をよく溶かしたクエン酸水を使って水拭きをしましょう。
ソファにはスチームクリーナーを
ソファーについた犬のにおいを取るなら、スチームクリーナーが一番おすすめです。除菌・消臭効果もあるので、一台持っておくと便利です。
おわりに
今回は、ペットと暮らす上で飼い主にとってもペットにとっても暮らしやすい部屋を特集しました。匂い・噛む・引っ掻くなどペットとの暮らしではアクシデントがつきもの!予想外のアクションは最初はイラッとするかもしれませんが、振り返れば笑い話になるもの。皆さんもペットライフを楽しんでくださいね!