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誰でもお洒落な部屋を作れる「部屋づくりのコツ」!今回は、あなたの部屋をカラフルにお洒落に見せる配色の法則を紹介します!是非、ご覧ください!
60:30:10+Bの法則
家にもっと色を入れたいと思っても、足した色が周りに溶け込むどころか悪目立ちしてしまうかもと、不安に思ってしまう人も少なくないのではないでしょうか?
「白いソファを買って、カラフルなクッションを配置してお洒落にしよう!」と思ったけど、他の家具と馴染まず部屋から浮いてしまう。
そして、カラフルなクッションを取り除き、当たり障りのない部屋にしてしまう・・・そういう状況になってしまっている人も少なくないのではないでしょうか?
大切なのは、浮くからと言ってカラフルなクッションを取り除くのではなくもっと付け足すことです!
カラフルなクッションに必要なのは、「カラフルな仲間達」です!
カラーを取り除くのでは無く付け足そう
では、具体的にどのように色を付け足せばいいのでしょうか?そこで、大きく役に立つのが黄金比に基づいた「60:30:10+B」の法則です!
部屋の60%:1〜2色のメインカラーで構成
部屋の30%:メインカラーを引き立たせるための、色調が似ていて調和の取れた(コントラストののない)アクセントカラー
部屋の10%:1〜2色のコントラストカラーを差し色として使用
+B:小さな黒い色の固まりです。最後の仕上げとしてあなたが選択した色を強調させます!
この、アプローチを使うからと言って、「鮮やかなテーマカラー」を選ばないければいけない訳ではありません!落ちついた色や無地のインテリアにも、この法則は当てはめることができます!この法則を使い部屋の中に躍動感と心地良いバランスを生み出しましょう!
白や黒のビギナー配色
白やグレーといったニュートンカラーが落ち着くという人もいます!
何色が好きなのかが分からず、無難な選択としてニュートンカラーを選ぶ人もいます。
ノルウェーのカラーデザイナーのダグニー・サーマン=モエが、ビギナー色を失敗なく扱うため以下のようなアドバイスを送っています。
ニュートラルカラーと相性がいい緑の植物や天然木
白、グレー、黒はカラーサークルに含まれていないため、それをベース色にすると、それ以外のどんな色と組み合わせていても強いコントラストが生まれてしまいます。
なので、緑の植物や天然の木を追加して「無色さ」を和らげ、それ以外の色や色調を受け入れる体制を整えます。
初心者に使いやすい色は「緑、青、茶色」
初心者に使いやすい色は、緑、青、茶色です!この3色は、自然の中に存在する色です!
この3色は、たいていどのような色ともマッチします!
あなたがすでに持っている白やグレーのニュートラルなベースに新しい輝きと色合いを与え、美しく見せてくれます!
地面に近い下の部分を茶色、中間部分を緑、上を青色にコーディネートすると自然な美しさを感じることが出来ます。
もっとシンプルにいきたいなら、この3色に少し黒かグレーが入った色から始めましょう!
白、グレー、黒とのコントラストが和らぎ、さらに調和がとれます!
よくある失敗例
よくある失敗例の一つとして、取り入れる色が少ないことが挙げられます。
部屋の色面積も色調も少なすぎるのです・・・
仮に、グレーの床に白いソファを置きましょう!
ソファテーブルに青いキャンドルホルダーを置くだけで充分だと思うかもしれません・・・
でも、これだと二次元的で平坦になりすぎ平凡な印象になってしまいます。
ここでのキーポイントは、配色が調和しているかどうかです!
全体の配色がうまくいっている部屋というのは「60:30:10+Bの法則」に従って7〜9 色の色調でできています!
アクセントカラーとしてどこもかしこ同じ青緑色を使う代わりに、色調を変えた青緑のクッションや、深い青のキャンドルホルダー、それに自然な木などを配置することでうまくコーディネートが出来ます!
カラーコード
家具を選んだり、家を作る時何回も登場するのがこのカラーコードです!
しかし、このカラーコードばかりに頼ると痛い目を見てしまうことも少なくないです。
アイデンティティカラーとカスタムカラー
色には2つの種類があります。「カスタムカラー/ノミナル(名目上の)カラー」という塗料の色で、カラーメーカーが指定しているもの。
そして「アイデンティティカラー/体感色」というわたし達が実際に見て体感している色というものがあります。
アイデンティティカラーは、家具、壁、床、インテリア、部屋の光源(光量と色温度)、窓が面している方角によって、色が異なる自然光など様々な要因で色の見え方は変化します。
この、アイデンティティカラーとカスタムカラーの誤差を「カラーシフト(色差)」と呼びます。
カラーシフト(色差)にいちばん大きな影響を与えるのは「自然光」です!家が違えば自然光も違って入り、カラーシフトが大きくなってしまいます。
同じ色でも方角によっても光の印象が大きく変わる
また、方角によっても光の印象が変化します!
一般的に北向きの窓から入る自然光は色が冷たく、南向きの窓から入る自然光は温かく感じられます。
つまり、同じカラーコードでも、家により違った色に見える可能性があります。
イメージ通りの発色になるよう適度な「艶」を選ぶのも大切
部屋の色を更新するとき、好きな色を見つければいいだけでなく、イメージ通りの発色になるよう適度な「艶」を選ぶのも重要です!
色の表面の仕上がりは「光沢度」と呼ばれ1〜100の単位で表示されます!
1が艶のないマットで、100が高光沢です。
艶のない表面は光を吸収するので、光沢度の低い色で塗ると色が暗く濃く感じられます。
一方で艶のある表面は周りの光を反射するため、より明るく、色が強くカラフルに感じられます。
人間が色を認知するために必要な光を吸収するために必要な光を吸収してしまうマットな表面より、色を忠実に再現できるからです!
マットな壁の色
デメリット:汚れや傷が目立ちにくい。光沢がないので、落ち着いた雰囲気
メリット:耐久性が低く、汚れや傷が付きやすい。拭き掃除ができないことも
光沢のある壁の色
メリット:拭きやすいので、掃除が楽。光を反射するので、周囲も明るくなる。
デメリット:マットな塗料より、ムラが目立ち可能性が。
光沢度の区分
高光沢(90〜100):建具や金属製の取手など、摩耗や汚れにさらされる面に向いています。
光沢(60〜89):床、棚の扉など。現在ではあまり一般的ではない。水性塗料でこの光沢は出ないが、溶剤系塗料(ナフサのラッカーなど)ならこの光沢度があります。
半光沢(30〜59):床や家具、ドア、窓、巾木、窓やドアの外額縁などの建具に適しています。
ハーフマット(6〜10):多少の水拭きは可能(メーカーによって差があります)。ベッドルームやリビングによく使われています。
フルマット(0〜5):反射を完全に防ぎたい面、つまり天井などです。(水回り以外)。