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誰でもお洒落な部屋を作れる、「部屋づくりのコツ」!今回は、カラーコーディネートで使えるテクニックを紹介します!このテクニックで、あなたの家をカラフルにお洒落にしましょう!
色とは
元々、色の概念を作った人は誰か分かります?正解は、アイザックニュートンです!
ある日、プリズムに光が当たった時、反対側に虹色のスペクタルが広がることに気づきました。そのスペクタクルの端と端をくっつけたものが、世界初のカラーホイル(色相環)の基礎になりました!
今ではカラーホイル(カラーシステム)は何種類もあり、どの原理に基づくかによって少しずつ異なります!
加法混色
加法混色法は、発光で見える色です。
別名、RGBシステム(光の三原色:R=赤、G=緑、B=青)とも呼ばれています。
混ざると明るくなり白に近づいていく混色方法です。
テレビ画面やパソコンのモニター、電飾看板やライトなどそのもの自身が発光しているものは加減混色で色が作られています。
減法混色
減法混色は、光が当たり反射して見える色です。
CMYK(シアンcyan・マゼンタmagenta・イエローyellow)で作られる色で、混ざると暗くなり黒に近づいていく混色方法です。
本やチラシなど印刷で出されるものは色の三原色で作られています。
印刷の際にはキープレートとして黒を加えて色の安定性を高めています。
知覚ベースのカラーコーディネートシステム
NCS色相環
NCS(ナチュラル・カラー・システム)は、顔料の化学構造や分光分布といった色の物理性ではなく、人間の知覚と色の視覚特性に基づいています。
主要原色は黄、赤、青、緑、白、黒の6色です!
このシステムは、特許取得済みでスウェーデンではカラーオーダーシステムの工業規格に指定されていて、塗料などに使用されています。
ヨハネ・イッテンのカラーホイル
他にも、ヨハネ・イッテン(1888〜1967年、スイスの芸術家)のカラーホイルなどがあります!
これは、今でも芸術分野で顔料の混合を描写するのに使われます。
様々なカラーホイルの中から、あなたにぴったりのカラーシステムを探してみましょう!
カラーサークル
カラーサークルは、色の相互関係を表しています!
どの色がよく合い、どの色がぶつかるのか一目瞭然です!
それでは、早速色の種類について解説します!
原色
赤、青、黄の3色を原色と呼びます!
二次色
原色を2色混ぜると紫、緑、オレンジという二次色が出来ます!
三次色
原色にカラーサークル上で一番近い二次色を混ぜると6つの色が出来上がり、三次色と呼ばれます。
ニュートンカラー
白、黒、グレーはニュートンカラー(無彩色)と呼ばれ、カラーサークルには含まれません。
この3色と原色、二次色、三次色を混ぜることで、幅広いニュアンスの色が生まれます。
補色
カラーサークルを見たときに、ちょうど反対側に位置する色です。
例えば、黄と紫、青とオレンジ、赤と緑など!
相反するこの2色は補色と呼ばれ、補色を組み合わせるとお互いを強調します。
例えば、赤は黄と組み合わせるよりも、緑と組み合わせた方が赤みを増します。
カラーサークルを使ったコーディネート方法
それでは、早速カラーパッレットを使用した部屋の配色を紹介します!なお、発色はどのカラーパッレットを使うかで変わっていきます。まず、もう一度今回使用するカラーパーレット(カラーサークル)を見てみましょう!
今回は、黄色を絶対使いたい場合を想定して解説します。
類似色のカラーパレット
カラーサークルから1色を選び、その隣の2色を使います。
この組み合わせは比較的使いやすいので、不安な人におすすめです!
補色のカラーパレット
カラーサークルから1色を選び、その反対側にある補色と組み合わせます。
三角のカラーパレット
ホイール上に均等に分散している3色を選びます。
幅広い色を使えますが、難易度が高めです。
分裂補色のカラーパレット
カラーホイルから1色を選び、それを補色の隣の2色で組み合わせます。
つまり、選んだ色の反対側の両側2色です。
長方形のカラーパレット
ある色とその補色を選び、さらにもう一色(最初に選んだ色の隣の隣の色)とその補色を加えます。
日常から配色のインスピレーションを得よう!
部屋の配色を洗練させたければ、こんなところからも簡単にインスピレーションを得られます!
アートワークを使ったテクニック
好きな絵画のモチーフや壁紙の配色をよく観察してみてください!
それを分析して、色の組み合わせ、色のニュアンスや割合をお手本にすることであなたの理想のカラフルな空間を実現できます。
自然を配色事典に
自然も偉大な配色事典です!蝶の羽、木の幹の一部、岩や崖のグレーのニュアンスなどを観察してみてください!
よく合う色のアイデアやヒントが得られるはずです!デザイナーもインテリアデザイナーも「自然からインスピレーションをもらった」と言う人も少なくありません!
森や海辺、山などあなたが最高に心地よいと感じる場所に出かけてみましょう!
色を利用して部屋を広く/狭く見せよう!進出色と後退色について
色には、進出色と後退色があります。これらをうまく使い色の錯覚で部屋を大きく見せましょう!
前に飛びたして見える進出色
進出色は、前に飛び出して見える色のことを言います。
進出色は、赤やオレンジや黄色など鮮やかな暖色系の色が相当します。
これらの色は膨張して見え実際の距離より手前に見えます。
これらの色は、クッションなどインテリアの一部に使い存在感を強調したり、アクセントの一部にしましょう。
奥行きがあるように見える後退色
後退色は、後ろに下がって見える色のことを言います。
後退色は、ブルーなど彩度の低い寒色系の色です。
この色をカーテンや壁紙に取り入れ目の錯覚を利用し、部屋に奥行きを与えましょう。