日本では、天井照明が一般的に採用され、一つの照明で部屋全体を明るく照らします。しかし、一つの照明では部屋全体が均一に照らされるため、陰影が出来にくく、部屋が平坦な印象を受けます。

部屋をより洗練された雰囲気にする場合、天井照明を使わずに複数の光源を組み合わせましょう！ これにより、様々な陰影が生まれ、空間にメリハリと奥行きが感じられ、ドラマチックな雰囲気を醸し出します。

食事や仕事をする際には、食卓を明るくするためにダイニングテーブル周辺に照明が必要です。

ダイニングテーブルには「ペンダントライト」を使用しましょう。

ペンダントライトの強い光は、料理を明るく立体的に見せ、料理がより美味しそうに見えるため、おすすめです。

ペンダントライトを設置する際には、高さと照度に注意しましょう。

ペンダントライトは主にダイニングテーブル上の照明を提供することが目的ですので、テーブルに近い位置に取り付けることが適しています。

一般的な4人掛けのダイニングテーブルにおいて、適切な照度を確保するためには、100ワットの電球1つを使用もしくは、40ワットから60ワットの電球を2つから3つ取り付けることをおすすめします。

明かりはあくまで「必要な明かりを必要な分だけ」です。このことを意識しましょう！

奈良に拠点を置くライティングデザイナー2人が手がける照明ブランドが手がける、鋳造した真鍮を削り出した重量のある照明です。

独特のムラのある黒色は、日本酒や酢、鉄錆などを原料としたおはぐろ液を繰り返し焼き付けて着色する富山高岡の伝統技法によるもの。職人による丁寧な作業によって独特な質感が生み出さしている。¥30,800 ／ニューライトポタリー

ペンダントライトだけではダイニングテーブルは明るいですが、部屋自体はまだ暗いままです。
そこで、部屋の角や壁際に照明を置きましょう。

ポイントは「光を壁や天井に当てることで間接光を作り出し、部屋の広がりを演出すること」です。
「フロアライト」や「スタンドライト」を用いましょう。

東京都荒川区に本社を構えるAPROZ（アプロズ）が手がける一つ一つ手織りで仕上げたフロアスタンドライト。

スタンダードなフォルムに麻混の折笠シェードやウォールナットの無垢パイプがアクセントになり、どんなシーンにも合わせやすいのが特徴だ。￥44,000／アプロズ

1930年代のアメリカ製ヴィンテージランプをモチーフにしたテーブルランプ。

関節部のスイベルの蝶ナットを手で緩めることで、シェードの角度やアームの高さを好みに合わせて調節が可能だ。

ベース内部には鉄鋳物の重りが組み込まれ、器具の転倒を防ぐ。¥22,000 ／アクメファニチャー

ソファや一人掛けの椅子が置かれている場所に照明を組み合わせることで部屋に居場所が出来ます。

読書やソファでくつろぐのにぴったりで何より部屋の一角が華やかになります！

工場や劇場といった場所の古いランプがインスピレーションにより作られたクリップ式ライト。

ランプヘッドの向きを調節できるので、必要な場所に光をあてられます。読書中の手元を照らす読書ライトや、間接照明のアップライト、特定のエリアを照らすスポットライトとして使用が可能だ。¥2,999／イケア

吹きされたフロストガラスによる、ポータブルと思えないような上品なデザインが特徴なLEDランプだ。事務所のデスクなどの屋内使用やピクニックなどのアウトドアにも便利なサイズ感。

軽くて持ち運べ、USB充電できるこのLEDランプは、ヒュッゲの精神を現代的に継承している。

部屋に雰囲気を手軽に出すための効果的な方法として、簡易取り付け式ライティングレールがあります。
これを使用することで、各部屋に部屋に複数の照明を好きな場所に設置することができ、オシャレな雰囲気を演出できます。

おすすめのライティングレールは、Toolboxさんで入手可能で、価格は11,000円です。

このライティングレールは、一般的な引掛シーリング用のローゼットに取り付けられるため、電気工事をする必要がなく、自分で簡単に設置できます。

照明はフォーカルポイントを作るのに大変有効です。
お気に入りの絵や雑貨に照明を当てフォーカルポイントを作りましょう！

逆に見せたくない場所には光を当てないでおくことで目立たなくさせることができます。