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家具屋さんに行ったとき、お気に入りのソファを見つけても「なんだか大きいんじゃなかいか?」「三人座ると狭いんじゃいかな?」と思った経験ありませんか?
それを感覚で判断していませんか?
実はインテリアコーディネートを勉強すると2人掛けなら1400mm~1800mm幅など明確におすすめな寸法が明記されています。
今回は、家具選びで使える寸法を特集します!
家具の寸法の見方とは
家具の選びで使える寸法を説明する前に寸法表記の見方を紹介します。
家具の寸法表記には、W・H ・Dの3種類のアルファベットが表示されています。
それぞれの表記には下記の意味があります。
アルファベッド | 意味 |
W(Wide) | 横幅 |
H(High) | 高さ |
D(Depth) | 奥行き |
玄関で使える寸法
玄関は来客者が最初に目にする言わば「部屋の顔」です。できれば玄関に靴が散乱している状況は避けたいものです。靴が散乱して乱雑な状況を防ぐためにまず靴一足がどのくらいの大きさなのか知りましょう!
靴1足の占める幅は男性用の靴で幅約30㎝、女性用のパンプスで幅約25cm
靴1足の占める幅は男性用の靴で幅約30㎝、女性用のパンプスで幅約25cmです。この寸法で家の下足入れを測ると何足入れることが出来るのかわかります。日本では平均的に成人女性は15足から18足、成人男性は10足から12足持っていると言われています。
また下足入れの幅は、男女各2名ずつの4人家族では幅120cm程度が標準と言われています。
一方で下駄入れの奥行きは350 mm以上が基本だと言われています。
リビングで使える寸法
リビングは、家族団欒ができる場所。家にいる時間の中で一番過ごす時間が長いのではないでしょうか。そこでソファやダイニングテーブルなどを選ぶ際に役に立つ寸法を紹介します。是非、家具屋さんに行く前に確認しましょう!
通路は600mm以上を確保しよう
一人で動く場合は60〜70cm以上、2人ですれ違う場合は110cm〜120cm程度の通路幅を確保しましょう!歩いているとモノが当たってしまう通路は歩くだけでイライラしますよね・・・
ソファの幅は1400mm~1600mm(二人掛け)、1700mm~2800mm(三人掛け)
ソファの1人掛けサイズは、900mm〜1000mmが主流、2人掛けサイズは、1400mm〜1600mmが主流、3人掛けサイズは、1700mm〜2000mmが主流です。
またソファでテレビを見る場合は、7V型で1400mm、40V型で1500mm離すと見やすいです。そして、ソファとローテーブルの距離300mm以上開けるとソファに快適に座りながらモノを取ることが出来ます。
ダイニングで食事をするための一人の最低幅600mm、奥行き350~400mm
食事をする上で一人当たりに必要な最低幅は600mm、奥行き350~400mmです。テーブル高は、670mm~700mm、イス高は、380 mm~400mmの間で揃えましょう。
ダイニングテーブルと椅子をセレクトする時は差尺を 差尺=25〜30cmに
差尺とは「テーブルの天板までの高さと、イスの座面までの高さの差」です。ダイニングテーブルと椅子をセレクトする時は差尺を 差尺=25〜30cmに抑えることで快適に過ごすことができます。
寝室の適正な寸法
睡眠は人生の3分の1を占めると言われているほど長い時間を過ごします。快適に睡眠をすると次の日の仕事が捗りますよね!今回は寝室で使える寸法を特集します!
ベッドの長さは身長+400 mm、枕の高さ40 mm~80 mmに
シングルベッド幅950mm以上、ダブルベッド幅を1300 mm以上とると快適に睡眠をすることができます。
またベッドの長さは、身長+400 mm、枕の高さ40 mm~80 mmに抑えることをおすすめします!
おわりに
今回は、家具選びで使える寸法について解説しました。
寸法を意識することで「通路が狭くて通りにくい」「ソファの大きさが3人乗ると小さすぎる」と言った課題を解決できます。
適切な寸法の家具を選択し生活を快適にしましょう。
また、実際に家具を配置した際に、その家具が部屋に合うのか不安に思う人も少なくないずです。
下記記事に家具の配置で使えるシュミレーションツールを解説しています。
是非、ご覧ください。