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2022.12.10 SAT

瀬戸物と陶器の違いって?実は深い陶器の世界!様々なおすすめ陶器を紹介!

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みなさんは瀬戸ものと陶器の違いって説明できますか?意外と説明ができない人も多いのではないでしょうか。どちらも土の風合いが出てかっこいいですよね!名前が違うから全くの別物なんでしょうか?今回はそんな瀬戸ものと陶器の違いについて徹底解説をします!この記事を読んで瀬戸ものや陶器の世界を知って日々の家の食事を豊かにしませんか?

瀬戸物と陶器の違いって?

瀬戸ものと陶器は結論からいうと微妙に違います!「瀬戸物」は「陶磁器」あるいは「やきもの」と同じ意味です。従って「陶器」とは同じではなく、「陶器」に「磁器」を加えたものが「瀬戸物」ということになります。ここでは陶器と瀬戸ものの言葉の意味を解説します。

陶器は陶土と呼ばれる粘土を固めて高温で焼いて作った器のこと

「陶器」とは、陶土(とうど)と呼ばれる粘土を固めて高温で焼いて作った器のことを呼ぶ言葉です。吸水性が高く、土の温かさを感じられます。

ちなみに陶器の特徴としては、「熱しにくく冷めにくい」という点です。 熱伝導率が低いため、熱い飲み物を飲む場合におすすめです。

瀬戸物も陶器ではなく「陶磁器」の別名!!

先ほどの「陶器」に加え「磁器」を加えたものを陶磁器と言います。磁器とは石英や長石などの石の細かい粉を固めて焼いた器のことを指します。

磁気は軽くて丈夫なので、おしゃれなデザインが多いです。しかし、熱伝導性が高くなってしまいます。熱いものを入れると器まで熱くなってしまいます。

瀬戸物は暮らしを笑顔に支えてくれる道具!

瀬戸もの陶器の違いはわかったでしょうか?「瀬戸物」は「陶磁器」あるいは「やきもの」と同じ意味です。従って「陶器」とは同じではなく、「陶器」に「磁器」を加えたものが「瀬戸物」と言います。ところで瀬戸ものは瀬戸焼という別名があります。瀬戸焼以外にも日本には美濃焼や益子焼など素晴らしい焼き物があります!日本全国の素晴らしい焼き物を紹介していきます!

1000年以上の歴史を誇る、日本人が長く愛用してきた瀬戸焼

瀬戸焼は、1000年以上の歴史を誇る、日本人が長く愛用してきた焼き物のひとつです。。古墳時代に朝鮮から伝わった須恵器の技法が始まりとなり瀬戸の周辺で窯場が広がり、鎌倉時代には植物の灰を釉薬にした灰釉(かいゆう)陶器が焼かれるようになります。

あらゆる色合いの釉薬が使われカラフルな色合いや柄があるのが特徴です。

染付の繊細で深い味わいが楽しめる白磁と、鮮やかな色合いやのモダンなデザインが波佐見焼の食器

波佐見焼は長崎県・東彼杵郡波佐見町で作られています。現在は磁器として知られていますが、初め1580年頃に波佐見で焼かれていたのは陶器だったそうです。その後、磁器を作る技術がまだなかった日本に朝鮮から磁器を作る技術が伝わり、良質の原料が発見された波佐見でも本格的に磁器の生産が始まります。

波佐見焼の従来の見た目の特徴は、透けるような白磁の美しさと、青藍(せいらん)色の呉須(ごす)という顔料で絵付けされた「染付」にありますが、最近では「手づくりなのにたくさん作れる」という生産体制の特徴を生かして作られたモダンなデザインの食器も増えてきました。

色とりどりの絵付けが目を引く、九谷焼

九谷焼の最大の特徴は、何と言っても「九谷五彩」とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の5色の絵の具を厚く盛り上げて塗る鮮やかな彩法です。現代ではその多色づかいを生かした可愛らしいデザインやモダンなデザインも増え、より種類豊富で個性も豊かな九谷焼を楽しむことができます。

石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される九谷焼は、明治初期に九谷村(現在の石川県加賀市)の藩士・後藤才次郎が有田から焼き物の技術を持ち帰ったあと、1655年頃に初めて焼成されたと言われています。

砂気が多く、ごつごつとした土の質感が特徴な益子焼

益子焼に使用する土は、砂気が多く、ごつごつとした土の質感があります。そのため厚手で重いものが多く、割れやすいといった点もありますが、釉薬と非常に相性がよく、重厚な色合いとぼってりとした肌触りが特徴です。

益子焼の陶土は、良質であるものの粗く精巧な器を作るには向かなかったため、当初は主に水がめ・火鉢・壺などの日用品が製作されていました。その後、益子焼で作られた花期や茶器などの民芸品が日本全国に広まり、発展を遂げます。

釉薬を使わないため、土感を感じられる味わい深い質感が特徴!備前焼

備前焼は、良質の土を一点ずつ成形し、乾燥させたのち、釉薬を一切使用せずにそのまま約2週間前後1,200度以上の高温で焼き締められます。釉薬を使わないため、土感を感じられる味わい深い質感のある焼き物に仕上がります。

また、高温で焼き締められているので強度が高く割れづらく、熱しにくく冷めにくい保温力があり、ビールを入れればきめ細かな泡が長持ちし、内部に微細な気孔があるためお酒やワイン、ウイスキーを入れるとまろやかでこくのある味になる、といった利点が豊富に揃った、お酒好きにはぜひ使っていただきたい焼き物でもあります。

ふっくらとした独特の優しい質感が特徴的な萩焼

萩焼の素地は、柔らかく焼き締まりの少ない陶土を使ったふっくらとした独特の優しい質感。
土が荒いため、浸透性・保水性・保温性が高く、釉薬の収縮率の違いにより貫入(表面にできる細かなヒビ)ができ、使い込むうちにそこから水分が浸透することで、萩焼特有の「七化け」と呼ばれる、器の風合いの変化が愉しめます。

古くから茶道の世界では、「一楽・二萩・三唐津」と言い、茶人が好きな抹茶茶碗を、京都の楽焼、山口の萩焼、佐賀の唐津焼の順番に格付けしていたと言います。特にこの萩焼は現代でも茶人好みの茶陶として非常に有名で、使い込むことでより美しく風合いが変化する、奥の深い焼き物です。

まとめ:瀬戸物と陶器の違いについて

今回は瀬戸物と陶器の違い。そして日本のおすすめな焼き物を紹介しました。日本には古来から様々な焼き物があります。焼き物は十人十色。あなたのお気に入りの焼き物を見つけてみてはいかがでしょうか。

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