目次|もっとみる
秋になると黄色く紅葉し美しいイチョウ。実はこのイチョウも木材として人気なんです。イチョウの木材としての特徴は、色味は全体に黄色がかったホワイト系で明るく木目も滑らかで、その肌触りと同様に優しい印象です。ホワイト系の明るい色味のテーブルが欲しい人にピッタリでリーズナブルで映えるテーブルを探している人は是非、イチョウの材木を使いましょう!
イチョウってどんな木?
■イチョウと言えば・・・食べて良し、観賞するも良し
イチョウは私たちの身近に存在している木材です。例えば、秋の味覚:銀杏。イチョウは、漢字で書くと「銀杏」なんです!
イチョウ並木やイチョウが植えられた公園では、秋になると熟れた銀杏が地上に落ち、かなりキツ~イ匂いを放っているのを目の当たりにする事もあります!
その実・種を持ち帰って調理して食べたご経験のある方もいるのではないでしょうか。
私は秋になると銀杏を拾っては持ち帰って調理し、晩酌のお供として大活躍してくれています(笑)
紅葉の季節の代表格「イチョウ」
匂いは強烈ですが、秋になると葉が黄葉し目でも楽しむ事ができ、紅葉の季節の代表格としても有名です。
東京の神宮外苑前のイチョウ並木はその最たる例で、他にも昭和記念公園や北海道大学キャンパスのイチョウ並木も大変美しい名所です。
美しいけど匂う、匂うけど美しい・・・なんとも奥深いですね。食べて良し、観賞するも良し。
イチョウは、味覚・視覚・嗅覚(?)に幅広く楽しめる、私たちの生活に身近な存在です。
■世界最古の樹種のひとつで力強さが最大の魅力
イチョウは、学術名でギンコウ(Ginkgo)と呼ばれ、実は世界最古の樹種のひとつです。
一説によると、2億年以上前から世界的に植生していたといわれており、「生きる化石」と表現される事もしばしば。
現在では、野生のイチョウは国際自然保護連合が絶滅危惧種に指定しています。
日本人にとっては、並木・街路樹として生活に密着しているので、なんか不思議ですよね。
街路樹・並木としてのイメージが強いイチョウですが、山々にもしっかりと植生しており、非常に大きく育つ「大径木」のひとつです。
銀杏も採れる事から古くから人々に愛され、神社やお寺などにも植えられて大切にされてきました。
■イチョウにはどんな特徴があるの?
イチョウの葉っぱは、針状ではなく広がった形をしているため広葉樹に見えますが、実は針葉樹なんです。なので、広葉樹に比べて柔らかい事が特徴です。
その分、触った時の温かみ・柔らかさも感じる事ができます!
色味は全体に黄色がかったホワイト系で明るく木目も滑らかで、その肌触りと同様に優しい印象です。
イチョウにはオスとメスがあります!
私たちの生活でよく目にするものとして「まな板」にはイチョウが使われます。
イチョウ以外には、青森ヒバ・ヒノキなどが代表格として挙げられます。
いずれも軟らかい性質なので、刃を傷めにくいんです。
そうそう、イチョウにはオスとメスがある事をご存知でしょうか?
オスを「雄株」、メスを「雌株」と呼びます。
当然ですが、銀杏が成るのは「雌株」のイチョウで、雌株は独特の匂いがします。
なので、イチョウのまな板は雄株で作られる事が多いんですよ。
■イチョウ一枚板テーブルはコスパ◎
イチョウは一枚板テーブルとしてたくさん流通しているわけではないのですが、一般的に広葉樹の一枚板に比べてリーズナブルです!
広葉樹と針葉樹を比較すると大きく異なるのが「硬度」で、針葉樹の方が広葉樹に比べて軟らかいため少しキズが付きやすい傾向があります。
ただ、日常生活で普通に使っていればテーブルにキズが付く事は当たり前なので、そこまで大きな弱点と捉える必要はないと思います
当社では、それらのキズの事を「家族の歴史」と呼んでいます。
サイズや木目、杢、欠点の有無によって価格が異なるため具体的な相場がある訳では無いのですが、針葉樹の代表格であるスギよりは少し高いかもしれませんが、広葉樹の一枚板テーブルに比べると安いイメージかと思います。
■どんな人にオススメなの?
イチョウの魅力は何と言っても「やさしい色味」「やわらかく温かい肌触り」です。
したがって、ナチュラル志向の雰囲気がお好きな方にはすごくオススメな銘木と言えるでしょう。また、価格的にも高額ではないため以下のような様々な人にぴったりです!
イチョウのテーブルを買うのにおすすめな人
- リーズナブルに映える空間を演出したい方は特に良い
- ホワイト系の明るい色味のテーブルが欲しい
- あたたかい雰囲気のお部屋にしたい
- カフェ風テイストに仕上げたい
- リーズナブルで映えるテーブルを探している
- 自己主張が強すぎず、どのお部屋にも馴染みやすいテーブルが欲しい
実は・・・
■ニュージーランド氷河から発掘された4万年前のイチョウ:ジュラシックウッド
当社には全長5mを超える巨大な一枚板があります。一枚板というか、もはや「壁」と言っても過言ではないかも(笑)
表面は真っ黒な色をしていますが、実はこれもイチョウの木です。
さらに、これはニュージーランドの氷河から発掘された木材で、炭素分析などしたところ4万年前の木である事が明らかになっています。
その風貌と古代の木である事から、社内では「ジュラシックウッド」と呼ばれ親しまれています。
本社倉庫1階に佇んでいますが、雨に濡れる事もなく風通しの良い環境で保管されているため、良い保存状態で管理されています。
YouTubeでもその魅力を解説しておりますので、ご興味ある方は是非ともご覧ください。
[su_divider top=”no”]
■解説・資料提供
岡崎製材株式会社
大正6年(1917年) 愛知県岡崎市で創業した日本一アカデミックな老舗木材屋。
世界中から仕入れ取扱う銘木は200樹種・5万点超で、日本一の木材保有量を誇る。
近年ではSDGsの取組みとして木の端材から新しい価値を創造・提案する”HAZAI® project”を推進し、大手企業とコラボするなど社会的注目度も高まっている。
また、YouTubeチャンネル「材木屋のおやじとせがれ」では、同社4代目社長:おやじと、そのせがれが無垢材文化の伝道師として「オトナの木育教室」をテーマに様々な無垢材・高級銘木の魅力を発信している。
会社HP:https://www.okazaki-seizai.co.jp/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/ZaimokuyaTV
[su_divider top=”no”]