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誰でもお洒落な部屋を作れる「部屋づくりのコツ」!今回は、「白」の個性についてそして、壁紙がどう部屋の印象に影響を与えるのか解説します!それでは、早速見ていきましょう!
色々な個性がある白
もし、あなたが壁紙や壁の色を変えたいとします・・・その時、絶対失敗したくないので「白」を塗りたいと考える人は少なくないのではないでしょうか?
ただ、白にはたくさんの色合いがあります。
温かい白から冷たい白まで!
冷たい白は、青、ターコイズ、紫などの寒色、銀や亜鉛などの冷たい金属と相性がバッチリです。
また温かみのある白は、赤、オレンジ、黄色などの暖色や、金、真鍮などの温かみのある金属と相性がバッチリです!
ニュートラルホワイト(S 0500-N)
スウェーデン語で純白と言われているこのニュートラルホワイト。
実際には、5%ほど黒が入っています。
家具塗装で標準だった白より黄の顔料が入っていないため、よりニュートラルな白に感じられます。
ストックホルムホワイト(S 0502-Y)
ストックホルムホワイトは、2000年から2010年頃にストックホルムで流行した、ライト&フレッシュなスタイルから誕生しました。
白にわずかな顔料を加えることにより、色の持ちがよくなり、長く美しさを保てるようになりました。しかし、「ヤニで黄ばんだように見える」と批評する専門家もいます。
一方、この色のファンたちはまさにその温かみこそが魅了だと考えています。
筆者は、純白すぎると何か落ち着かないためこの色が好きです!
ウィンドウホワイト(ピュアホワイト)(RAL 9010)
アルミの白いサッシには、RAL9010というわずかに黄味があった白を用いられています。
RALはNCSという別のカラーシステムで、NCSを使い慣れている人は、ストックホルムホワイト(S 0502-Y)に近いと言われています。
ストックホルムホワイトより「もう少し白い」と言われています。
シーリングホワイト(S 0300-N)
天井に塗る白は、壁よりも白味が強いことが少なくありません!
一般的な天井の白のカラーコードはS 0300-N(黒味がわずか3%)です。
部屋を「持ち上げる」ためには天井を壁よりも明るくすることが多いです。
天井用の塗料の光沢度は通常フルマット(光沢度3)が一般的です!
廻り縁・巾木、その他の建具の標準だった白
家には、廻り縁・巾木・三方枠と呼ばれる物があります。工場で塗装された廻り縁や巾木、ドアの三方枠は以前、明るい白であるストックホルムホワイト(S 0502-Y)が標準カラーでした。長い間、IKEAの家具もストックホルムホワイトでした。この色は、温かみのある白です。
しかし、この色は純白や冷たい白との組み合わせは悪いです・・・今一度自分の家にあるインテリアの白はどんな白なのか確認してみましょう!
廻り縁
廻り縁とは、天井と壁のあいだに設ける「見切り縁」の1つです。
この「見切り縁」とは壁・天井など複数の面や最後の仕上げに取り付ける枠のことを言います。
この廻り縁の大きな役割は、一言でいうと「壁・天井のつなぎめをキレイに見せる」ことです。
また廻り縁を使って天井・壁をしっかりと区切ることで部屋にメリハリがつき、スッキリと見せられます。
例えば、天井と壁の色や材質がちがうときに廻り縁を使うことでバシッと一線ひかれるのでスッキリする効果があります!
巾木
あなたの家の床を見てみてください!
床と壁の間に写真のような「見切り縁」がありませんか?
これが、巾木(はばき)と言います!巾木は、壁紙の剥がれ防止や壁材と床材の隙間隠しのために使われます。
三方枠
写真でオレンジに色をつけている部分を「三方枠」と呼びます。
ドアを取り付けるため又はぶつかりやすい開口部を傷めないために取り付けられます!
東西南北の白
北の場合
窓が北に面していると、部屋にはかすかに青味がかった自然光が入ります。なので、白く塗られた壁が紫や青紫がかって見えてしまいます。そのため、青みがかった光の部屋に黄味の白を入れるとかすかに緑がかった白になってしまいます・・・
南の場合
一方、南向きの部屋に温かい色の光が差し込みます。壁が温かい白になるのを避けたいなら、青や緑など少し冷たい色を含んだ白を選ぶことで、日光とのバランスをとりましょう!
また、フローリングがオークやパイン、パーチなど黄味がかったフローリングは、黄の顔料が入った白の黄味をさらに強めます。
壁紙
壁の色だけでなく、壁紙も部屋の雰囲気や視覚効果を演出するのに便利なツールの一つです!
国内外のメーカーが、無地のものから派手な柄まで色々な柄を開発しています。
壁紙を使えば、視覚的にも物理的にも壁にニュアンスを持たせることが可能です!麻布や織物のような壁紙は、凹凸のある表面をてで触って感じることが可能です!
壁紙選びのコツ
柄を選ぶ際、一つ参考になる言葉があります。それは「小さな部屋には小さな柄、大きな部屋には大きな柄」です。
大きな柄
大きな柄は、全体がちゃんと表示されるための大きなスペースが必須です。
小さな部屋だと尻すぼみしてしまいます。また、大きな柄の壁紙は主張が強く、部屋の「主人公」になりがちで、その前に置く家具より目立ちます!
大きな柄の壁を紙を選ぶ場合は、全体のバランスをとるために、家具やデザインを大胆に選ぶ必要がある場合があります。
小さな柄
小さな柄の壁紙は、遠くから見ると柄が溶け合って、落ち着いた背景となります。
また、小さな柄は周囲と混じりやすく、その前に配置した家具のためのバックコーラス的役割を果たしてくれます!
それが、個々のアイテム(ランプや家具など)を目立たせて、強調してくれます!
柄の大きさ以外に大切なこと
当然、壁紙を選ぶ際、柄の大きさだけでなく壁紙に含まれる色の数も全体の印象を大きく左右します。
色が多いほど、柄は複雑になります!壁紙に慣れていない人や、どの壁紙にするか家族内で一致しない場合は、コントラストを抑えたものを選ぶといいでしょう!
落ち着いた色がグラデーションになったやわらかい柄がおすすめです!