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いざ、部屋を整理すると部屋の印象や風景が変わりますよね!部屋の印象を左右するものには、魅せ方がとても大切です!今回は、部屋の魅せ方や方角と部屋の関係性について解説していきます!
アイソヴィスト(可視領域)とは?
建築業界には「アイソヴィスト(可視領域)」という概念があります!ある地点から見える景色や視界のことを指します。インテリアを考えるとき、そこに立ったとき「どのくらいの範囲が見えるか」を考慮に入れてレイアウトを行いましょう!周囲の状況を把握し行動する!これは、仕事でも大切ですよね。
アイソヴィスト(可視領域)を意識して一番いい視界や景色を確保しましょう!
ただ、視界が開けすぎると逆に落ちつけない人も少なくないのではないでしょうか?
何事にも塩梅が大切で視界が良すぎると落ち着けない人も多いはず!
そう、アイソヴィストが少ない地点(視界が狭い)場所も大切です!
脳科学者のカタリーナ・ゴスピックと神経科学デザイナーのイザベル・シューベルは、著者の中でアイソヴィストの生物学的な側面で考えると、部屋には「視界の良い地点」「守られた地点」がある方がいいと述べています。
インテリアデザイナーは、絶対ソファの背を入り口に向けて配置しない
確かにインテリアデザイナーは、絶対ソファの背を入り口に向けて配置しないですし、ベッドルームでベッドの頭部を入り口に向けることもありません。
最近の間仕切りの少ないオープンな間取りでは、全ての家具の配置にこのアプローチを当てはめるのが難しいですが、ソファやテーブルの席のほとんどを部屋の入り口や通り道に背を向けないようにすることが可能です!
家具というのは方向を変えて使うことが可能です!
アイソヴィストや「隠れ家」が大切というロジックでインテリアを考えるなら、オープンな間取りの部屋では尚更、家具のニーズが高まります!
例えば、背の低い本棚や床置きの鉢植えなどで低い間仕切りをつくれば、守られている安心感と視界の両方を確保できます!
収納は持ち物の80%を隠し20%を見せる!
日常、生活している中で多くの人が困っている問題の一つに「収納」が挙げられています!
そこで活躍する法則の一つに収納エキスパートのウェイ・ルーが「2:8」と呼ぶ法則です!
持ち物の80%を隠し20%を見せる!そうすることで、家の中の視覚的ノイズを最小限に抑えられることができます!
収納が、家の中の動線沿いに来るように戦略的に配置をしよう!
収納が、家の中の動線沿いに来るように戦略的に配置をしましょう!
まず、全体を把握するため家にある収納を確認してみます。
洗面台収納や、クローゼット、下足入など図面にマーカーなどをつけてみましょう!
その際、チェックするのは「その、収納に扉がついているのか」「どのように配置をされているのか」についてです!
部屋に入った時に、目につきやすい場所に「扉のないオープン棚」の配置は、なるべく避けましょう!
部屋の印象が損なわれる可能性があります。
東西南北で太陽の印象が変わる!
家のインテリアを考える際に、部屋がどの方角に面しているのか考慮する必要があります!
太陽が、部屋の印象に与える影響は少なくありません!
ここからは、方角と部屋の印象の関係性を説明します!
北向きの部屋は、自然光の光が冷たいので、淡色が強調される
北向きの部屋は、暗くて涼しいです!
夏には、早朝と夕暮れに日が差し込みますが、充分な自然光を確保するのが難しいです。
北に面した部屋こそ「照明」が大切です!
北向きの部屋は、自然光の光が冷たいので、淡色が強調され、白い壁に青や紫がかかってみえます!
東の部屋は、夏には心地よい暖かさを感じますが、冬はすぐ冷えてしまいます。
太陽は、東から登るので、朝及び午前中に自然光が入ります!
夏には、心地よい暖かさを感じますが、冬はすぐ冷えてしまいます。
南の部屋はカーテンやブラインド、オーニング(日よけ、雨覆い)などで日除けを確保
南側は通常、朝から夕方まで長く日光が差し込み、時には強すぎるほどになります!
カーテンやブラインド、オーニング(日よけ、雨覆い)などで日除けを確保することが大切です!
影を作って室内の温度を下げるだけでなく、家具や床の日焼けを防ぎましょう!
すだれやUVカットカーテンなどで直射日光を防ぐことで日焼けを防ぐことが出来ます!
南向きの部屋は、通常、北向きの部屋よりも壁の色が明るく感じられます。
西の部屋は建材が乾燥する可能があり家具や床の色に影響します
西の外壁は天候の影響を受けやすく、風化や消耗が避けられません。
午後から夕方にかけての強い日差しで、建材が乾燥する可能があり家具や床の色に影響します。
一軒家に住んでいる場合は、家の西側を覆うように樹木を植えたり植え込みを作るか、寝室なら遮光カーテンをつけましょう!