目次|もっとみる
浅草といえば「雷門」!外国人を含め多くの人が写真を撮り、浅草そして日本を象徴するアイコニックな存在です。そんな雷門のモニュメントが都庁に展示されています!「椅子張り」の匠と「建具」の匠が製作したこのモニュメントは、東京都庁第一庁舎1階南に展示されています。雷門の二文字が遠くから見てもハッキリと分かり思わず立ち止まってしまいます!是非、ご覧ください!
都庁の新名所!「浅草寺・雷門モニュメント」
都庁の新たな観光スポット!「浅草寺・雷門モニュメント」
匠の技の祭典2022のオープニングを飾るために製作された「浅草寺・雷門モニュメント」は、幅・奥行き1.6メートル、高さが1.9メートルあり全て手仕事で作られました!
提灯部分の朱色は、日々雨風にさらされた色のイメージでドイツから輸入しています!
デカデカと書かれた「雷門」の文字、門構えの側面には平安時代から仏像の装飾として描かれている「麻の葉文様」など細部に至るまで匠の職人の手で作れたこのオブジェは、美しく一度みるとその美しさに思わず足を止めてしまいます!
実は難しい!椅子張りの技術が生かされた雷門モニュメント
椅子の座面に布や皮を張ることを「椅子張り」と言います。この「椅子張り」は実はとても技術が必要です。
そのため「椅子張り技能士」という国家資格があります。
この資格は、二級、一級とあり実地試験を受けて資格を取ります。一級はとても難しく、7年以上の実務経験者、または二級合格後2年以上の実務経験を経て受検できる資格です。
そんな難しい椅子張りの技能を使い「浅草寺・雷門モニュメント」の製作を担当したのは椅子張りの匠「藤元 晶扇氏」「井ノ上 洋一氏」です。長年の経験を基に張られた雷門を是非、ご覧ください!
子供の健やかな成長の願いが込められた「麻の葉模様」
「浅草寺・雷門モニュメント」の側面に回ると組子で出来た「麻の葉模様」が広がります。
「麻の葉模様」は、平安時代から仏像の装飾で使われています。また麻の葉は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く、真っ直ぐにグングン成長して行くため、麻の葉柄には子供の健やかな成長の願いが込められています。
この柄には魔除けの意味があり、昔から産着の柄として広く親しまれてきました。
一つ一つ手作業で組み込まれた組子は、美しく実物を目にすると思わず時間を忘れてしまいそうです!
この組子は建具の匠「友國三郎氏」により作られました!是非、ご覧ください。
ものづくり・匠の技の祭典2022とは
日本を支えてきた伝統的な匠の技と最先端のものづくり技術の魅力を発信。
「ものづくり・匠の技の祭典2022」は、衣・食・住・工のさまざまな分野の優れた技を直接見ていただいたり、
その場で体験していただけたりと、多くの方にお楽しみいただけるイベントです。
2022年度は3日間で2万5千人の来場を記録し再人気イベントです。