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2023.09.08 FRI

【家具を買い替えたい人必見】家具5大産地とは?産地の特徴と代表的な家具メーカーを紹介

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せっかく家具を買うなら日本製がいいと考える人も少なくないでしょう。
ところで日本には家具の5大産地って知っていますか?「北海道 旭川市」「静岡県 静岡市」「岐阜県 高山市」「広島県 府中市」「福岡県 大川市」を総称して5大産地と呼びます。

日本には様々な家具メーカや産地があり個性豊かな家具メーカーで溢れています。しかし、産地の違いやメーカーの違いについて詳しくわからない人も少なくないのではないでしょうか?

そこで、今回は家具の業界新聞に在籍してた私がそれぞれの産地と代表的な家具メーカーについて解説します。

是非、ご覧ください!

1.北海道旭川市

シンプルで機能性を重視したデザインが特徴の旭川家具

北海道

家具の5大産地の1カ所目は北海道旭川市
北海道大雪山系の森の木を伐り出し、生活の道具をつくり始めたのが、旭川家具の発祥です。

旭川は北海道の真ん中にあり、鉄道も整備されていたため、さまざまな場所に行くことができました。また、旭川は防衛上重要な場所だったため、師団が置かれました。町がどんどん発展し、家具が必要とされました。

森の健康を保つために間引きされた木々からは、太くない木材でも作ることができる椅子などの小ぶりの家具やクラフトが作られます。

また、シンプルで機能性を重視したデザインが特徴で、木のぬくもりに溢れ、高いクラフトマンシップを感じさせます。

次に旭川で代表する家具メーカーを紹介します。

洗練されたデザインと職人の緻密な手仕事の組み合わせが特徴!カンディハウス

カンディハウス

カンディハウスは、家具職人、デザイナーである長原 實によって1968年に創業されました。

カンディハウスの家具は、可能な限り北海道の木材や国産材にこだわって作られています。


国内・海外の著名デザイナーを積極的に起用しており、洗練されたデザインと職人の緻密な手仕事の組み合わせが魅力です。

シンプルなデザイン家具が特徴!WOW

Wow

家具WOWは、北海道旭川で1972年に設立された株式会社メーベルトーコーが2022年11月に改称した会社です。社名には「感嘆の言葉=Wow」と「価値ある木=Worthy Wood」という2つの意味が込められています。

家具WOWは、シンプルなデザイン家具を主流に、デザイナーによるチェアやソファなどを手掛けています。

2.静岡県静岡市

長く使える頑丈さと質の高さが特徴!静岡家具

静岡県

家具の5大産地の2カ所目は静岡県静岡市です。
静岡家具の起源は、1634年に徳川家光公が静岡浅間神社を本格的に造営する際に、全国各地から集められた木工、塗工、彫刻の職人達が静岡市に集まったことに始まります。

静岡家具は、古くから使われる木造建築の技法などを基に作られているため、長く使える頑丈さと質の高さが特徴です。

次に静岡県の有名な家具メーカについて紹介します。

時代とニーズに合わせたデザインが特徴!起立木工

起立木工

起立木工は、1949年に静岡で創業した老舗家具メーカーです。

「人と自然」をテーマに「健康と環境」「ユニバーサルデザイン」を考慮した「人に優しい家具」と「快適な住空間の創造」へ積極的に取り組んでいる起立木工。

時代とニーズに合わせたデザインと使い心地にこだわった木の温もりを感じる家具が特徴です。

手作り家具の金鱗

手作りの家具 金鱗

手造り家具の金鱗は、静岡県静岡市に工房を構える家具工房です。

木材にこだわった、テーブルやソファー、オーダーメードの家具が人気の家具工房です。

手作り家具は何十年木の育った分だけその家具も使う事が出来ます。家具と人が共に歩む時間を大切に家具作りを行なっています。

3.岐阜県高山市

岐阜県

家具の5大産地の3カ所目は岐阜県高山市です。
岐阜県高山市は、市域の92%が森林で、全国有数のブナ生息地です。

市内の山々から切り出される木材を原料とした家具が製造されています。

高山市は、奈良・平安時代から木工職人が都づくりに派遣されていた地域です。1000年以上もの間、木づくりや建築を行ってきました。

飛騨の家具は、木を曲げる技法が早くから確立されており、優れた加工技術によって頑丈な構造になっているのが特徴のひとつです。また、木の色や木目を生かした、美しく洗練されたデザインも人気となっています。

キツツキマークが目印!飛騨産業

飛騨産業

飛騨産業は、1920年に設立された日本の家具メーカーです。本社は岐阜県高山市にあり、キツツキをトレードマークとしています。

飛騨産業は、伝統工芸の曲木家具から始まり、高い技術と豊富な森林資源を活かして、数々の人気商品を生み出してきました。

余談にはなりますが第二次世界対戦中に飛騨産業は、その優れた木工加工技術を活かし木製戦闘機「キ-106」の機体製作を担当しました。

日本のモダンをコンセプト!シラカワ

シラカワ

シラカワは、1960年に株式会社白川製材所として製材業を開始し、1971年に家具製造業に業種変更しました。

シラカワは、日本の歴史文化の中で育まれてきた「和風」という独自のデザインを生み出しています。欧州の模倣的なモダンデザインではなく、日本のモダンをコンセプトにしています。

4.広島県府中市

広島県

家具の5大産地の4カ所目は広島県府中市です。
広島県府中市は、高級婚礼家具の産地として有名です。府中市は、石見銀山街道沿いに位置し、中国山地産の木材を運搬する中継地・集散地となっていました。

また、自然乾燥に適した気候で歪みの少ない木材が入手しやすかったことも、府中市が家具産地となった要因の1つです。

特に、ブライダル家具セット(婚礼家具)が有名ですが、その他にも書斎用家具、食器棚、リビング家具、 座いす、ベッド、システムキッチン、特注家具などを製造しています。

細部までこだわったデザインが特注!マルケイ木工

マルイ木工

マルケイ木工は、1918年に橘高木工所として創業した会社です。マルケイ木工は、上質な天然木を厳選し、その中からさらに良質な部分のみを使用しています。

細部にまでこだわったデザインは、その場にあるだけで心地良さが得られるモノを追求しています。
細部にまでこだわったデザインで、その場にあるだけで心地良さが得られるモノを追求しています。

「家具=生活道具」として捉え、総合的な暮らしを提案!若葉家具

若葉家具

若葉家具は、1947年に広島県府中市で創業した家具の製造・開発メーカーです。箪笥作りから始まり、デザイナー家具、オリジナル家具、オーダー家具、家具調仏壇などの製造・販売を行っています。

若葉家具は、天然無垢素材や環境・安全に配慮した塗料にこだわり、「家具=生活道具」として捉え、総合的な暮らしを提案した家具づくりを行っています。

5.福岡県大川市

大川市

家具の5大産地の5カ所目は福岡県大川市です。
福岡県大川市は、日本最大の家具産地であり、家具の生産高は300億円を超えています。大川市は、木材の産地である日田から川を下ってくる木材の集積地であり、有明海へ向かう海上交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。

大川家具のルーツは室町時代まで遡り、榎津久米之介が家臣たちに家具を作らせたことが始まりと言われています。江戸時代末期に指物の技術を導入し、指物産地を形成しました。

7年連続で売上高日本一!関家具

関家具の写真

関家具は、福岡県大川市にある家具の総合商社です。

全国約3000店舗の家具・インテリアショップ、通販会社などに家具を卸しており、7年連続で売上高日本一となっています。

関家具は、市場の動向やニーズに合わせた商品開発、多様なブランドを展開しています。また、関家具大川本店やCRASHGATE、アトリエ木馬などの店舗も運営しています。

流行に左右されない普遍的なデザインが特徴!高野木工

高野木工の写真

高野木工は、1942年に福岡県大川市でタンス作りから始まった家具メーカーです。高野木工は、シンプルで美しいフォルム、流行に左右されない普遍的なデザインを目指しています。

無印良品のようにシンプルな家具が特徴です。

おわりに

今回は、家具の5大産地について紹介しました。日本には様々な家具メーカーがありそれぞれに個性があります。ぜひ、お気に入りの家具を見つけましょう!

家具を置くだけでは、おしゃれな部屋にはなりません。おしゃれな部屋を作りたい人は是非、下記記事を参照してください!

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