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木に囲まれた空間ってとても癒されますよね!家具や木造住宅など我々の生活にかかせない木。日本には多くの木が生えていますが中々その木を私たちの日常で活かせられないという問題があります。「ウッドデザイン賞」は木の良さや価値を再発見できる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する顕彰制度です。ウッドデザイン賞を受賞した製品で日本の林業を活性化しませんか?
ウッドデザイン賞とは
⽇本の森林資源を活かし、消費者⽬線での⽊の良さや価値を有する建築・空間、⽊製品、活動・仕組み、研究等のグッド・プラクティスを広く募集し、国内外に発信する顕彰制度
「ウッドデザイン賞」は、⽇本の森林資源を活かし、消費者⽬線での⽊の良さや価値を有する建築・空間、⽊製品、活動・仕組み、研究等のグッド・プラクティスを広く募集し、国内外に発信する顕彰制度です。
2015年度に林野庁補助事業として創設されて、これまで7年間で1,656作品が「ウッドデザイン賞」を受賞していますが、全受賞作品は、公式サイトに掲載されている「受賞作品データベース」に紹介しています。
◆「ウッドデザイン賞2022」の主な変更点
第8回を迎える「ウッドデザイン賞2022」は、6月22日(月)10時より応募受付を開始し、7月31日(日)18時まで応募を受け付け増田。
「ウッドデザイン賞2022」では、SDGsへの貢献も見据えて、「木を活かした社会課題の解決」をめざす多様な取り組みを発掘し、広く表彰するために、以下の5つのポイントをリニューアルしました。
【ポイント1】SDGsなど時代のニーズに合わせ、3部門の審査ポイントを刷新 SDGsへの貢献も見据えて、「木を活かした社会課題の解決」をめざす多様な取り組みを発掘し、広く表彰するため、3つの表彰部門の審査ポイントも社会課題の状況を合わせて、刷新します。 (1)ライフスタイルデザイン部門 / 木を活かして質の高いライフ&ワークスタイルを提案しているものが対象 (2)ハートフルデザイン部門 / 木を活かして心身を健やかにしてWell-beingの実現が期待されるものが対象 (3)ソーシャルデザイン部門 / 木を活かして森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象 |
【ポイント2】 「技術・建材分野」を加えて全5分野に、全分野のカテゴリに「新領域」を設定。 木材利用の高まりに合わせ、これまでの「建築・空間・建材・部材分野」「木製品分野」「コミュニケーション分野」「技術・研究分野」の4分野を改変し、新たに「技術・建材分野」を新設しました。さらに、全分野に新たなカテゴリとして「新領域」を創設。多様な技術開発・異分野技術の導入事例を広く募集し、木材利用の大いなるイノベーションを促進します。 |
【ポイント3】 1つの作品で複数分野への応募が可能に。 近年では、「モノ+コト」を一体化した特色のある提案が増えていることを受け、1つの作品を複数分野でエントリーできるようになりました。 |
【ポイント4】木材利用の多様化を踏まえて、「最優秀賞」を複数点、選定(予定) SDGsや脱炭素社会の実現への要請が高まるとともに、2021年6月に「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が制定される中で、多様な分野での木材利用が拡がりを見せています。SDGs等の多様性の時代に合わせて、「最優秀賞」は複数点選定される予定としております。またテーマごとの特別賞の設置も予定しております。詳細は追って公表いたします。 |
【ポイント5】第一次審査を通過し、第二次審査へ進出した作品は、エントリー料をいただきます 今回より持続的な顕彰制度とするために、第一次審査(書類審査/無料)を通過し、第二次審査(現物等審査)へ進出した作品は、エントリー料をご負担頂きます。詳しくは、後述及び応募要項をご参照ください。 |
ウッドデザイン賞の主な審査の流れ(2022年の場合)
ウッドデザイン賞の審査スケジュール(2022年の場合)
2022年6月20日~7月31日 応募期間
8月18日 第一次審査結果通知
8月19日~8月31日 第二次審査申請(書類)、エントリー料振込期間
9月14日~9月28日 第二次審査期間(現物等審査)
10月6日 ウッドデザイン賞(入賞)結果通知・発表
11月9日 最優秀賞、優秀賞、奨励賞等 発表
◆「ウッドデザイン賞2022」受賞作品を紹介
受賞作品の一部/上段左から「シェルターインクルーシブプレイス コパル(山形市南部児童遊戯施設)」「紀三井寺ケーブル山麓駅」「Do kit yourself 家具キット」「ひみ里山杉からできたイン ク/つけペンセット」。下段左から「SANU 2nd Home」「MOKUWELL HOUSE」「国産木材の魅力発信拠点 MOCTION」「大型天板における新たな連結構造を有する大型テーブル「シルタ」」
今回は330点の応募があり、188作品が受賞。
審査委員長の赤池学さんは、「個々の作品のクオリティも高まり、複雑化する社会課題を単一で解決するのではなく、複数の視点から同時に解決する取組が見られたことは大きな収穫である」「ウッドデザインの未来を予感させる作品が数多く見られた」と総評しました。
最終審査の結果発表は11/9(水)
今後は、ウッドデザイン賞を受賞した188点の中から最終審査が行われ、最優秀賞、優秀賞、奨励賞が選出・表彰される。発表は11月9日(水)。
その後、12⽉7⽇〜12⽉9⽇に 「エコプロ2022」にて表彰式、受賞作品展⽰、シンポジウム等が実施される予定です。