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京都市中京区に町家の店舗を構える「すまいの雑貨店 sumao」は、木の地産地消と家具の使い捨てを無くすことを目指したカスタマイズができる国産家具「もくわく」を、ラインナップと産地を追加し、本格発売を開始しました。
もくわくとは?
”もくわく®”は、シンプルな木の枠とジョイントパーツの小さな木片からなる国産木材の家具です。暮らし方に合わせて、収納の形を自由につくることができます。
また、天板と金具を組合わせれば、テーブルやデスクにもなります。「木を使って自分の空間を簡単にカスタマイズできる」それが、もくわくの最大の特徴です。
もくわくの特徴
シンプルな木の枠だから、一つだけでも本棚やベンチとして使用可能
本や書類はもちろん、鍋、食器、カセットコンロやワインボトルなど、さまざまな生活用品を収納できるサイズです。
ジョイントパーツを使って上下に連結でカスタマイズが可能。
大2個を重ねた高さと小3個重ねた高さが同じなので、一体型の家具のように使ったり、天板をのせることもできます。
組合わせた高さは、勉強机、食卓、カウンターテーブルなどに適した寸法になるよう設計しました。
また、無垢の木材だからご自身好みに色を塗ったり、キャスターやフックを付けてることも可能です。(※フックやキャスターは付属しておりません。)
「もくわく」が目指すビジョン
”木の地産地消”と”家具の使い捨てを無くす”ことができる家具を作ることが、「日本の森を守ること、そして地球の環境の未来を守ること」に繋がると考え、「もくわく」を作りました。
引越しやライフスタイルの変化の折に、家具を手放したご経験は皆さんにもあると思います。
「もくわく」はそのような場面でも、カスタマイズし、ライフスタイルに合わせながらずっと使い続けられるように考えられた家具です。
使い続けられるからこそ、暮らしに取り取り入れられる機会が減っている国産の天然木材を選択し、野菜の産地を選ぶように、木の地産地消に取り組むことができます。
「もくわく」の産地
岐阜県 長良杉
岐阜県内で生産された杉を「長良杉」と呼びます。県内の杉資源は長良川流域に多いため、長良杉と名付けられました。また、文字通り「長くて良い杉」という意味も込められています。
長良杉の特徴は、目が均等で冬目が太いため、仕上がり後の表情が豊かなところです。杉材は軽く、比較的狂いが少ないため切削などの加工が容易にできます。
その特性から、構造材(柱・梁・桁)、内装材(壁・床・天井)、建具材、外装材等の建築用材として最も多く使われており、使用用途が広いことも特徴です。
福岡県 八女杉
八女で出荷される丸太の約9割が杉(八女杉)です。肥沃な土地と豊富な降雨量に恵まれて育つ八女杉は、年輪が詰まった上に赤みや艶が多いことから木目が美しい「美林の八女杉」と呼ばれてきました。
また、「適地適木」の考え方から気象条件や森の条件、利用目的などを考え、多くの品種を改良してきたことから「品種の八女杉」とも呼ばれています。
兵庫県 六甲ひのき
六甲山の尾根の南側(表六甲)は、主に広葉樹を植林しており多様な樹種が存在しています。現在、材として活用すべく計画を進めておりますが安定供給可能な商品としては提供できる段階には至っておりません。
六甲山の尾根の北側(裏六甲)には、すぎやヒノキなどの針葉樹を古くから植林していた歴史もあり、特にヒノキは良材が採れます。特に裏六甲は気候が寒冷で樹木の成長が遅く、比較的目の細かな木材が採れます。
奈良県 吉野杉
吉野林業と言われる独特の方法で木を育てています。江戸時代中期から、吉野杉は酒樽の材料として、江戸で大変な人気を博しました。年輪が詰まって、節が少ないため、漏れにくく、香りが穏やかで日本酒に程良い木香(きが)がついた事が理由です。
そのために、密植(1ヘクタールあたり8000本以上を植林)して、多間伐(10年おきに少しずつ間引き)、長伐期(樹齢100年以上まで育てる)という吉野独自の方法で、良質な木材を育んできました。
もくわくの詳細はこちらから
「もくわく」のカスタマイズ例
大2または小3収納棚にカスタマイズ
大を2つ、または小を3つ重ねた時の高さは762mmで一緒です。
大と小のさまざまな組み合わせで、収納の雰囲気もカスタマイズできます。
大1 小2 を重ねると、カウンターテーブルやスタンディングテーブルにカスタマイズ
大1つと小2つ重ねた時の高さは889mm。
カウンターテーブル、スタンディングテーブルとして使いやすい高さになります
大1小1を重ねて学習机にカスタマイズ
大と小を重ねると 高さは635mm。 これに30mmの厚みの天板をおくと665mmになり、 学習机やダイニングテーブルとしても使える高さになります。