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日本コパック
業務用家具・什器を手掛けている日本コパック(東京都台東区、斉藤宗利社長)が、業務用家具・什器の要素を取り入れたシステム家具【KIT】をリリースした。
環境や目的に応じて拡張できるシステム家具は、組立が容易でフラットパックになるので、家や店舗やオフィスでの利用の他、ポップアップなどの仮設利用にも便利だ。
■CONCEPT
KITの明快な組立式家具は、1つの完成形であると同時に、拡張性を備えた1つのフォーマットでもある。
「環境や目的に合わせてシステムを応用することで、幅広い要望に応えていきたいと考えています」と同社。
KITは本質的な意味でのインダストリアルな家具開発に取り組んでいく。
■MATERIAL
素材選びも特徴的で、容易に組み上げが出来るスチールの脚と、独特の風合いを持つカラーMDFとヒノキ間伐材を組み合わせた。
Hinoki・ヒノキは日本固有の針葉樹だ。
製品に使用しているのは、間伐施業で生産された間伐材などの小径木、間伐された木は有効活用されず、その大半が森林内で朽ちているのが現状だ。
Color MDF・カラーMDFは、繊維状にした木屑を染料で先染めしてから固めたボードだ。
「間伐材」や「端材」などのチップを主原料として作られているため、木材を無駄なく有効活用できる環境にやさしい素材となっている。
■デザイン
Creative Direction : Kenji Ito (MUTE)
Graphic Design : Nana Tateiwa (MUTE)
Photography : Ryoukan Abe
Kenji Ito (MUTE)
1983年島根県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。
2008年にウミノタカヒロとMUTEを結成。MUTEとしてプロダクトデザインを中心としたクライアントワークを手がけるほか、個人としての創作活動や企画展への参加も積極的に行っている。
GOOD DEIGN AWARD、YOUNG DESIGNER AWARD受賞。
■PRODUCT INDEX
TBL-01 / Table
BNC-01 / Bench
SLF-01 / Shelf
HGR-01 / Hanger rack
STB-01 / Side table
MRR-01 / Mirror
BKE-01 / Bookend
CBB-01 / Cable box
KITの家具シリーズは、母体である日本コパック株式会社が製造・販売するRAYシリーズのジョイントシステム(PAT.P)を使用しています。
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