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あなたの部屋を思い浮かべてみてください!
部屋が乱雑に散らかったりしている人は、少なくないのではないでしょうか?
ちなみに中の人の部屋も乱雑になってしまうことが多々ありました・・・
今回は、部屋が乱雑にならないためのコツを紹介します!
部屋の中の動線
みなさん家の中を動く時、例えば必ず廊下を通るなど、移動する上で絶対通るラインがあります。
これを「動線」と言います。
動線の基本的な考え方
動線は、どう考えればいいのでしょうか?
基本的には部屋と部屋の移動ライン、ドアとドアを最短距離で結んだ線が効率的な「動線」になります。
ドアとドアは、室内だけの話では無く、室内から庭やバルコニーなど、外部への出入りになる吹き出し窓を結んだラインも「動線」となります。
ただ、必ずしも全てのドアとドア、掃き出し窓を繋ぐ必要がありません。
部屋が、動線だらけになってしまいますよね・・・
例えば、リビングから庭に出る時掃き出し窓が2カ所ある場合、理想的にはそれぞれの窓に向かう動線を確保したいはずです!
しかし、どちらも窓に出るという同じ機能の動線なのでどちらかの動線だけにしてしまう事をおすすめします!
動線の幅は、人それぞれの体格によって違いますが、人が一人で動く場合は、60〜70センチ以上、2人ですれ違うには110〜120センチ程度が必要です。
また、家具の周囲にも最低でも60センチ程度の動線が必要です。
なので、特に狭い部屋では、同じ機能を持つ複数の動線を一本にまとめてしまうなど、必要最小限にすることが部屋を大きく広く使うために必要不可欠です!
空間分けと余白を意識することで家具レイアウトの失敗が少なくなる!
部屋の目的に合わせ空間分けをしよう!
部屋を最大限活用するために意識することは「動線」だけではありません!
次に大切なことは、機能による空間分けです!
繋がった1つのリビング・ダイニング空間をくつろぐ空間(リビング)そして、食事をするための空間(ダイニング)に分けることができます!
例えば、12畳のLDKで動線を3畳と仮定し、残りの9畳をリビング空間として4.5畳、ダイニング空間として4.5畳の大きさで空間分けをします!
空間に「余白」を
空間分けを行い、動線を確保すればどんな大きさの家具を置けばいいのか何となく分かってきたのではないでしょうか?
しかし、家具を設置する上でもう一つ考えないといけないことがあります。
それは「余白」です!
家具のショールームや住宅展示場などで部屋が広く見えるのは、家具の周りにしっかりと余白があるからです。
動線に加えて余白部分を家具の周りに確保しながらレイアウトを行えば、動きやすくかつ、広く見える部屋が完成します!
家具や観葉植物・フロアライトなどを並べてレイアウトをする場合は、ピッタリ並べて置くのではなく、間隔を空けてレイアウトして、空間に余白を持たせます。
その時、三角形を意識して配置することを忘れずに!
目安としては、10センチ〜30センチ程度の余白を持たせましょう!
部屋の真ん中に大きな家具を置かない
部屋に大きな部屋を置くと移動する際に、動線同士がぶつかり、家具などの障害物にぶつかるなど不便なことが多いです。
しかし、それだけではありません!
部屋に入り、まず目に入るのは部屋の中心部です。
この中心部分に大きめのソファが置いてあると、視線が自然に集まってしまうため、視覚的に圧迫感を感じてしまいます。
その結果、部屋のインテリアや窓から広がる風景の印象が薄らいでしまいます。
また、ソファの存在感が増す事でより圧迫感が増してしまい、実際より部屋が狭く感じてしまいます。
部屋を広く見せるには、視線の抜け感を持たせることが大切です!
家具のレイアウトと部屋のカタチ
ソファなど大きめの家具は壁の横に!
このような、部屋を動きやすく広く見せるには、スムーズな動線の確保と、視線の抜け感が大切になってきます。
大きな家具は、部屋の真ん中に置かずに、壁際など、部屋の端に寄せることが基本となります!
部屋のカタチに合わせたインテリアを
実際に家具を置くとき、家具の大きさだけでなく部屋の「カタチ」を考える必要があります!
特に部屋のカタチが、長方形や台形など、長辺と短辺の差があると、細長い空間になり、家具のレイアウトが難しくなります。
1番大切なことは、ダイニングテーブルやカウンターテーブルなどの細長い家具は、家具の長い辺と部屋の長い辺を合わせるように配置すると動きやすい部屋ができます!
インテリアセレクトで参考になる引き算
多くの家庭に、リビングには、ソファセットが、ダイニングにはダイニングセットがあります!
しかし、そのセット家具が大きすぎて動線が確保出来ない!部屋には大きすぎるといった問題をよく耳にします!
最近、ダイニングチェアとしての機能、またソファとしての機能1台2役の機能を持つダイニングソファ」と呼ばれるソファが登場しました!
では、どのくらいの大きさが適切なのでしょうか?
ちゃんと計算式があります!
ダイニングソファの理想的な高さは、身長×1/4での高さです!
そして、ダイニングテーブルの天板の高さと、ダイニングソファの高さの差を、差尺と言います。
この差尺を求める計算式は、身長×1/6で表せます!
家族の背の大きさがバラバラな場合は、背の低い人を参考にすると上手くいきます!
どんぶりなど背の高い食器を使うことが多く、テーブルが高いより低い方が、食事がしやすいからです!
今回は、ここまでです!
私たちは、「部屋づくりのコツ」というコンテンツで、勘に頼らない法則に基づいたインテリアスタイリングについて紹介しています。
他の法則を知りたい方は、こちらからご覧ください。